知名定男モデル
天
棹
カラクイ
ティーガー
型 | 南風原型 |
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棹 | ・棹/太さ2.1㎝ 厚み1.8㎝ ・材[県産]/ソウシジュ・モクマオウ等(比重0.75以上の硬質の木) |
塗り | 深黒緑 |
カラクイ | 飾り玉なし8角 |
胴 | ・皮/中厚 ・材[県産]/チャーギ、クスノキ ・張り/5分張り ・「人工皮」or「本皮」選択可能 |
ティーガー | モダンデザイン/昭和中期まで多くみられた幾何学的形状のスッキリしたラインのデザイン |
音色 | 低音を中心とした音作り(やわらかく包みこむような音色) |
コメント | 父、知名定繁から譲り受けた「南風原型」をそのまま映すことにこだわった型。 ゆったりした歌にあう低音で柔らかく素朴な音色を作り出すために、張りは弱め、チーガの内径を大きめに取ることで、より低音が響く三線を実現した。 カラクイは飾り玉なしの8角、モダンなデザインのティーガの組み合わせでシンプルで素朴な三線に仕上がった。 |
知名 定男
1945年大阪生まれ。父は琉球民謡界に多大な功績と影響を残した、故 知名定繁(ちなていはん)。
幼い頃より芝居の子役として舞台に立つ。`57年に父、 定繁とともに沖縄へ移る。
その後登川誠仁(のぼりかわせいじん)に見出され内弟子となり12歳の時に『スーキカンナー』で華々しくレコードデビュー、天才少年現れる!!と、一躍注目を浴びる。
嘉手苅林昌(かでかるりんしょう)、普久原恒勇(ふくはらつねお)、照屋林助(てるやりんすけ)などの数多くの沖縄民謡黄金時代の諸先輩方から多くの“ウチナー"を学ぶ。
日本本土復帰前の`71年『うんじゅが情ど頼まりる』が空前の大ヒットとなる。その後、'78年キャニオン・レコードより『赤花』で日本本土デビュー、
これに収録された『バイバイ沖縄』は音楽界はもとより、多方面へ問題提起をした楽曲として、話題となる。レゲエを島唄にミックスさせたこの曲は、当時のミュージシャンへも影響を与えた。
2000年6月、サミット沖縄芸能派遣団欧州公演(ロシア、フランス、イタリア)の総合プロデュースを担当し各国で大きな評価を得る。
また、沖縄サミットの県広報曲『語やびら』の作詞/作曲、安室奈美恵の 唄った『Never End』へも三絃で参加。