去った7月25日(土)若手職人と演奏家の勉強会第二回を開催いたしました。
三線組合では枯渇する三線の原材料の現状や、職人の感じている危機感を共有するため、若手の三線職人と実演家の皆様と共に読谷村のくるちの杜で、勉強会を開催いたしました。
台風の影響もなく、くるちの杜Aエリアの草刈りも実施し、汗を流してきました。
勉強会ではくるちの杜筆頭賛同人・平田大一氏よりくるちの杜の成り立ちから日頃の運営、読谷村の協力についてご説明いただきました。
くるちの杜名誉会長・宮沢和史氏にはzoomにて参加いただき、職人と共に原材料の枯渇と言う課題へ取り組みだした背景や思いをお話しいただき、職人からは三線の原材料が枯渇し、三線製作を県内で続ける事が難しくなってきている現状や危機感をお話ししました。
また、三線組合ではくるち以外の原材料(ゆしぎ、チャーギなど)の育樹、代替え材の研究などを目指した「三線の木プロジェクト(仮)」を計画している旨も報告しました。
沖縄で三線文化を支える職人と実演家で、初めて原材料の枯渇について意見交換をする機会となり、今後も継続して勉強会を実施してゆきたいと思います。