後継者育成について

三線は、琉球王国時代(14世紀末頃)に中国よりその原型が持ち込まれ、宮廷楽器として発展。その後庶民へも広く普及していき、現在は世界遺産に登録された組踊や琉球歌劇、民謡、ポップスなど様々な音楽シーンにおいて欠かせない楽器となっています。
 
2018年11月には三線が国の伝統的工芸品に指定され、これを機に県産三線をより一層普及させたいと考えております。
 
しかし、現状では海外から輸入される安価な三線が市場に溢れ、県内の職人によって製作される三線の流通量は、全体の1/4以下と言われています。従来、若手三線職人の仕事とされてきた低価格帯三線のシェアが奪われ、三線製作事業者が若手職人の雇用・育成が困難な状態を招いており、三線製作業界の解決すべき課題となっています。
 
そこで、当組合では現在、後継者育成事業を始める基盤を整えるために、まず若手職人の仕事確保を目的とし、演奏家とコラボした「アーティストモデル三線」や「デザイン三線」など新たな商品開発、販路開拓を行い、若手職人の仕事を確保する仕組み作りに取り組んでいます。
 
また、熟練職人の伝統的技術技法や効率化した製作技術を若手に指導し、県産三線の生産性の向上へ繋げていきたいと考えております。